電気自動車やハイブリッド車の普及に伴いエンジン音が低減した一方、ロードノイズや風切り音といった走行騒音が相対的に目立つようになり、車室内の快適性や会話明瞭度の確保が重要な課題となっています。
このような騒音の低減手法として、逆位相の音をスピーカから出力して打ち消すアクティブノイズコントロールが注目されています。
本研究室では、車室内の複数座席などへの適用を見据え、1入力2出力2制御点(1I2O2C)構成のフィードフォワード型ANCシステムを構築しました。実測インパルス応答に基づいたシステム同定を行い、スピーカ間の音響干渉を考慮した適応アルゴリズムによる消音シミュレーションを実施した結果、複数の制御点において有効な消音効果を確認しています。